※文中の地図画像(青文字)も確認してください。
実習生への知らせ(長期実習を中心にしてありますが、見学・評価実習の学生もこれに準じます)
見学・評価実習の学生もCCSパスに目を通してください。2020.2改
持ってくるもの | 運動靴(スニーカーなど) 院内用上履き(白) 白衣(KC)、冬場の実習はカーディガンやジャージの上着を着用して構いません。 通院は普段着で構いませんが半ズボンやミニスカート、サンダル履きは不可です。 筆記具、メモ帳 デイリーノート:PCで印刷し提出して構いません。個人情報の持ち出しは出来ませんので十分注意してください。詳細はSVとの間で確認してください。 昼食持参(冷蔵庫、電子レンジ使用可) 実習の手引き ※院外レクやデイケアは動きやすい普段着での実習もあります。華美にならないよう気をつけること。 (Gパン等で可) |
事前連絡について | このページを読んで、不明な点があれば実習開始の前週(平日)12時半〜13時の間に電話連絡のこと。 特になければ、実習にあたっての挨拶電話は必要ありませんが、実習中の連絡手段としてLINEで「加世田病院実習生用オープンチャット」にエントリーしてください。 |
実習初日について | 車での来院は、職員駐車場に停めます。場所は画像で確認してください。職員駐車場画像 自転車や原付の学生は、「駐輪場画像」病院入口の上り坂の左側に見える駐輪場に駐めます(屋根付き駐車場の更に下側になります)。中型以上の場合には、陶芸窯のところに停めますので実習指導者に相談して下さい。 実習初日は8:00頃に来院し、OT室職員か担当SVと連絡を取りますが、エレベーター棟入口が開いていた場合には、中に入って階段を使って直接5階の精神科OT室を目指してください。 ※別館の建物は国道から見て奥の方の傾斜地に立っている4階建てになります。自動販売機の近くにある建物がエレベーター棟です。 ※学校指定の制服があっても来院は初日から普段着でかまいません。 |
施設見学について | 個人的な施設見学は基本的に随時可能です。法人事務局で相談に乗ります。ただし、カリキュラムに組まれている見学実習の場合には養成校の公的文書にて病院長宛に打診の後調整することになります。 |
指導等について | 担当症例や集団の実習は基本的に、これを担当する職員と共同で実習にあたります。 担当症例や集団の直接的指導はセッション前後を中心に、共同治療者(アテンダント)によって行われます。症例の課題との取り組み方については他のスタッフも助言・援助します。 チームでの動きやリエゾン・アプローチを優先すべき症例の場合、意図的に症例を直接担当するOTR以外の職員(CP、Ns、PSW等)を相談先とするよう指示する場合があります。 文献を中心とした学習については学生自身で前日までに先行学習しておいた方が良いでしょう。 CCS上の関与や介入実施については事前に計画を確認しミーティングに臨みアテンダントの指導を求めてください。 実習指導はアテンダントの立てた治療手技やその組み立てとCCSに沿って行います。学生自身の知識については学内で学んだ範囲で指導します。 知識や学習の不足によって対象者に不利益を与えるような場合には臨時に注意や指導をしますが、直接の知識教育は行いません。 実習指導の時間に学内知識の教育を求めてくる学生がいますが、その際には先ず自分で予習し理解したことをアテンダント他に確認し過不足や偏りについて指導を受けて下さい。 CCSの実施や達成については、SVやアテンダントを含めたミーティングやプレゼンテーションを通して進捗の把握が出来るようにして下さい。 治療時間やその前後のミーティングでは、OTSとアテンダントの職員との間で、治療や援助に関わるCCS内容について直接的助言や指導を行いますから、症例や実習課題に対する実習課題をきちんと準備して、実施内容の検討や調整が出来る状況に整えて計画を提示してください。 OTSは自身の実習課題と併せて担当事例(症例や集団)の臨床場面に臨むことになります。 アテンダントは、症例に対する助言を行います。OTSの実習生活全般についてのスーパービジョンは直接バイザーにアポを取るか、プレゼンテーションの場を利用して解消してゆくようにしてください。 SV(スーパーバイズ)は実習生の学習進捗や実習生活への取組に対して行ないます。 SV(スーパーバイズ)の時間については、学生が計画(時間、場所、内容)を立ててスーパーバイザー(SV)に申し出、相談のうえ時間等について決定してください。その際、SVの時間については、OTSもしくは他の職員からの申し入れがなければ行われないものであることに十分注意し、計画を立ててください。 時間の予定やアポを得ないままに「今、時間は良いですか?」といった申し入れで実習指導の申し入れをすることがないようにして下さい。 長期実習のプレゼンテーションは、毎日14:30からOTSによって行われます。OTSのプレゼン内容に対して出席者に意見を求めます。その際のチェアには職員があたります。プレゼンテーションは患者さんへの作業療法やOTSのCCS達成度等についての検討会を原則としますが、実習の進捗によっては学生自身の抱える問題や課題をテーマとして構いません。 CCSによる実習を基本とします。受け身的な実習にならないように十分気を付け、自ら行動してゆくように心がけてください。 指導者は動きや行動化が不十分であっても事前に行動確認をしたことについては学生の個性や実習スタイルを見守ることを基本的態度としますので、放任されていると感じるようなことがあれば是非申し出てください。 CCSにうまく対応するコツとして、「もしも新人職員として加世田病院で働いていたら…」と考えて行動してみるのも良いでしょう。 CCSに記載されてない項目などで希望があれば申出てください。 |
デイリーの記載 | 1.タイムテーブル:当日の具体的行動予定、或いは前日の行動概要を記載する。 2.今日の課題:養成校で指定されている実習の課題からOTSが自身に課すテーマや、OTS成績評価の実習項目や当院のCCSパスで指定されている実習課題から具体的に選択する。(例:観察によって得られたデータを評価情報として整理してゆく) 3.実習場面:実施するプログラムやアプローチの具体的手段や方法やなど(例:はり絵の共同作業で道具の貸し借りを介した言語交流の様子を観察できる)。 4.行動計画:OTSなりに行動したことを検証できるべく計画したこと。(例:評価の補助としてソシオグラムが描ける。HDS-Rがスムーズに実施できる。など) 5.場面経過:実施した課題やOTSの関与によって得られた経過ならびに結果(数量化データや質的データ)。さらに、これらを情報化し要点を整理する。 6.考察:5.で得られたデータと情報から、科学的手法によって仮説を生成し(反証可能性を伴った表現であること)、文献(教科書)考察とあわせて記載する。(→これらを次回への計画へ反映させてゆく) 8.私見(感想ではありません):当日の実習全体を通してのOTSの個人的見解や、解消されずに残された個人的課題など。 ※デイリーノートはOTSの実習生活やCCSを中心に記録してゆきます。症例の記録は基本的に必要ありません。 |
その他 | 実習時間:8:00から17:00(12時から13時は昼休み):8:15までのリハ室入室は遅刻扱いとはしません。 午前中のミーティング終了時刻が延びる事がありますが午後の開始は13時からです。 毎日のプレゼンは資料を作成する必要はありません。ホワイトボードに主題や要点(イラストでも構いません)を記載し、おおよそ30分以内で全員が終了できるようにして下さい。プレゼンの時間は16時30分からです。プレゼンをしない場合にはOT室の朝礼時に全体に報告して下さい。 PCで急ぎのレポートを印刷する学生は、学生持参のPCから印刷することが出来ます。ウィルス予防の観点からフラッシュメモリーなどを病院のPCに繋いで利用することはお勧めしません。 インターネットへの接続を希望する場合には職員に申し出て下さい。OTSが自身のネット利用環境(ポケットWiFiなど)を使用することは構いません。 記録などは基本的に学生持参の教科書の範囲で仕上げて下さい。学校指定文献以外に資料を求めたい学生は個人的興味の範囲においてネット情報を利用して構いません。その際にはURLとページタイトルを明記して下さい。 当事者(患者や家族など)や学生の個人情報保護や知的財産保護に関しては養成校の指針に従いますが、追加事項についてはSVの指示に従ってください。 実習終了時には電子媒体の記録は全てOT室のPCに移し、病院貴族の電子データは一切持ち帰りは出来ないものとします。実習終了後に資料印刷の必要が発生した場合には印刷データを渡します。 文献・基礎知識等について; 特に必要なものはありませんが、山根寛氏著書、作業科学関連文献、システム論関連作業療法文献、治療構造論、作業療法援助論:これらは学習を進めるための参考になるでしょう。 問題指向の記録法としてSOAP、集団療法を考察するための集団評価技法について事前に概略を学習しておいた方がベターですが、CCOTやトップダウン・アプローチには不向きな手法もあるため積極的に勧めはしません。 観察評価では質的評価の技法が有効です。MTDLPを中心に実習指導を行いますがその他の作業療法モデルにそった指導を希望する学生は申し出てください。 デイケアでの実習を希望する学生は、コミュニティー支援についての事前学習を勧めます。 神経心理学や認知、トゥルータイプ・トップダウンアプローチは概念だけでも実習前に十分整理しておく方が効果的でしょう。 認知科学領域に興味のある学生は、脳認知科学、認知心理学などの区別をつけて指導や助言を受けた方が学習がスムーズです。 ケースマネージメントの観点から対象者の生活を見る視点についての事前学習は実習を有意義なものとするでしょう。 そのほか、 ※心理療法士、PSW、Ns等の業務とOTとのリエゾンについて。 ※ICFやCCOT(Client-centered OT)、AMPSやCOPM、Kawaモデルなど。 ※ソリューション・フォーカスト・アプローチによる援助技法の実習を希望する学生は実習の中期頃までに申し出てください。 ※各種勉強会や院内学習会への出席はオブザーバーとしての出席になります。勉強会や研修会などへ出席しなくても実習の評定などOTSの不利益になることはありません。 |